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【富山のSDGs】北陸電力株式会社/神田友和さん


北陸電力株式会社

営業本部室スマートビジネス推進チーム

副課長 神田 友和(かんだ ともかず)さん


取材日:2019/12/19

ライター:多賀靖人



北陸電力への就職

SDGsの取組についてお話しいただいた神田さん



今回私は、北陸電力の神田さんにお会いし、北陸電力の事業内容や神田さん個人のSDGsへの思いについてお聞きしました。


北陸電力は、1951年に設立され、電気事業や熱供給事業などを展開している企業です。


神田さんは、福井県出身で、中・高校時代はハンドボールに熱を注ぎ、地元のために貢献したいという思いから、ハンドボールの実業団チームがある北陸電力の仕事に就きました。


現在の仕事は、クリーンな電気を生み出す太陽光発電等を活用して、自立分散型のエネルギーシステムを創り出すことです。大規模な発電所ではなく、様々な場所に分散する再生可能エネルギーの発電設備を既存のネットワーク・インフラを活用して、どう実現していくのかを検討するなど、とてもやりがいを感じています。




SDGsの取組について

北陸電力が行っているSDGsの取組


北陸電力のSDGsへの取組は、2、3年前から始めたとのことです。電気エネルギーの会社として、国際的にも重要視されている再生可能エネルギーの普及に貢献できるよう、SDGsの「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」を考えて事業を行っています。


北陸電力には多くの大規模な発電所を所有しており、特に北陸地域は山岳地帯が多いことから水力発電の比率が3割と高く、「水力発電のクリーンな電力をお客さまへご提供したい」とおっしゃっています。石炭火力発電所も含めたエネルギーのベストミックスの実現に向けて、再生可能エネルギーの積極的な導入など、SDGsに向けた取組を始めているとのことです。特にSDGsにおけるエネルギー事業者としての成果は、再生可能エネルギーの比率をどれだけ上げられるかで評価されると考えています。



身近なところでは、SDGsの「13.気候変動に具体的な対策を」に関連して、エレベーターの使用を控え、なるべく階段を上りなさいという張り紙も出したりしています。

また、職場環境に関しては、管理職がイクボス宣言をし、育児をしている社員が育児に専念しやすい職場づくりをしているとのことです。そして休暇や有給を取りやすい環境を作っています。女性の管理職が増え、女性の活躍も増えているそうです。退勤後、9時間は出勤できない9時間インターバルという制度があり、健康診断や健康管理もしています。




神田さんのSDGsに対する思い


神田さんは、「再生可能エネルギーを使いたい」というお客さんが増えたらいいと考えています。会社としては、電気を安定的に届け、持続可能な環境を維持していくのが、電力会社の使命であると考えています。


これからは、太陽光と蓄電池などの組み合わせをどうやるか、安定電源にどう持っていけるのか、曇った時にどう電源を維持するのかを考えていきたい。また、SDGs未来都市である富山市と協力して、SDGsの取組をさらに進めたいともおっしゃっています。


これからは、神田さんとしても、また北陸電力としても、SDGsの取組を継続していき、さらなる環境保全のために、取り組んでいきたいと、現在の想いを述べてくださいました。




 

ライター紹介




多賀靖人

(Taga Yasuhito)

 

富山県射水市出身で、富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科の3年生です。話し合いの場で、積極的にリーダーシップを取るのが特技でしょうか。実験が好きで、水の性質を測定する水質実験にはまっています。

趣味はサッカーをすることです。小・中・高とサッカー部に所属し、現在は、社会人チームでプレーを続けています。

どうぞよろしくお願いします。

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