大高建設株式会社
土木本部 企画調査室
SDGs担当:田 恵芬(デン ケイフン)さん
常務執行役員 土木本部長
企画調査室 室長:川添 将文(かわぞい まさふみ)さん
取材日:2019/11/28
ライター:浅野奨太
大高建設株式会社のSDGs活動
今回私は、大高建設株式会社の田恵芬さん、川添将文さんからSDGsの取り組み、その方の想い、背景を中心にお伺いしました。
大高建設はSDGsの取り組みとして、現場での環境に配慮した岩接着工法といった施工を用い、自然の景観を変えずに作業を行っています。建設現場で、このような環境を保全する意識を持つことから、宇奈月の自然の豊かさが守られているのだと感じ取られました。
また、大高建設は現場だけでなく職場内でもSDGsの活動を行っています。社内の働き方改革として、今年から、休暇の日数を105日から113日に増やしたり、時短制度を用いることで子育てをしている社員を支えたりして、安全で健康に働ける職場づくりを推進しています。
田さんの想い・背景
SDGs担当の田 恵芬(デン ケイフン)さん
田さんは、日本文化に興味があることから、日本の大学に留学しました。元々、田さんは文系を専攻されていたのですが、地図に残すことができる建設業を尊敬しており、大学での卒業研究では日本の建築文化について研究されています。
また、大高建設に入社された理由としては、自然の豊かさが多くあることだとおっしゃっています。この、入社したいと思えるほどの自然の豊かさを、保全したいという思いが、SDGsの活動に直結しているんですね。また、田さんは子育て中であるため、時短制度などの働き方改革はとても助かるとも語られていました。
SDGsの活動を通して
企画調査室室長の川添 将文さん
田さん、川添さん共に、現場の作業員といったSDGsについて詳しく知らない人たちに、普及することが嬉しいとおっしゃいます。また、研修で、普段会うことができない他業界の人たちと知り合いになったり、その方たちと情報交換したりできることが非常に嬉しいそうです。特に、SDGsのバッジをしていることで話題の共有ができ、コミュニケーションをとれるため、バッジは便利だと口を揃えて言われました。
逆に、難しい点としては、社員の末端までSDGsの想いを強くすることだと語られました。しかし、小さなことから社員に少しずつSDGsに対して興味を持ってもらうことで、意識が変わるとも言われていたので、このSDGsを社員に伝えようとする姿勢が、大切なのだと感じ取れました。
今後、新たに実践していきたいこと
会社の取り組み1
会社の取り組み2
川添さんは、ISOといった国際認証基準を通じた環境パフォーマンスや製品サービスへの顧客満足度の向上や安全管理、BCP(事業継続計画)に取り組んでいきたいと語られました。自然災害時に、最短時間で事業を再開できるようにするため、情報を別の場所にバックアップするなどの対策を行い、災害時でも地域貢献ができるようにと考えられていました。止まることのない仕事であり、新しい情報を常に取り入れるため動き続ける姿勢に魅力を感じました。
大高建設の働きやすさ
会社のSDGsに対しての取り組み
川添さんは、大橋聡司社長は社員を一番大事にしていると語られました。社長と社員とのコミュニケーションの場が設けられており、社員からの意見をただ聞くだけではなく、その意見に対して実行まですることはすごいとおっしゃっていました。特に、社長から社員の自宅に誕生日プレゼントも届けるそうで、本当に大橋聡司社長は社員を大事に思っているのだと感じました。
「家庭も職場も良い環境に」をコンセプトに、有休の申請も拒否されることがなく、家族との時間にも配慮されていることから、安心・安全で楽しく働きやすい職場環境がつくられているのだと実感しました。
ライター紹介
浅野奨太
(Asano Shota)
富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科3年生。出身は富山県です。自然環境に関わることが好きで、自然体験活動などに多く参加しています。
趣味は体を動かすこと、人と話しをすることです。社会人のフットサルサークルに所属し、幅広い年齢の人達と交流をしています。
専門ゼミでは、主にSDGsについて学ぶと共に、そのSDGsに取り組んでいる富山県内の企業の活動がどのようなものかの調査も行っています。どうぞ、よろしくお願いします。
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